
世界トップクラスの華麗なる競演、遂に実現!
今世界中のオペラハウスが渇望するロシア出身バリトンと、
カラヤンが「神様の贈り物」と絶賛した韓国が生んだ最高峰ソプラノ、
一夜限りの日本公演決定!
〜Interview questions〜
公演を間近に控えた、スミ・ジョーとディミトリー・ホロフトフスキー がインタビューに答えてくれました。
質問:今年2月、パリのオペラ・コミック座でオベール作の歌劇「フラ・ディアヴォロ」に出演されました。厳しい批評家からも文句なしの絶賛を浴びていました。この出演にあたり、特別な挑戦、あるいは良かったことはありましたか?
――以前、何年も前にミラノ・スカラ座でこの作品のイタリア語バージョンに出演したことがあったので、ゼルリーヌという役の経験と役に対する理解はあったと思います。ただ、今回はフランス語での演出でした。パリ・オペラ・コミック座では18−19世紀のオペラを中心に上演しており、歌だけではなくたくさんの台詞も含まれ、観客は完璧なフランス語を聞けることを期待していたと思います。したがって今回は、完璧なフランス語をマスターするのが私のチャレンジでした。その上、幅広い音域が要される難曲アリアがありました。でもゼルリーヌを演じて歌うのは私にとってたくさんの喜び与えてくれるので、また是非近いうちに出演したいと思っています。
質問1. 声を保つための秘訣は?
――自分自身の芸術(ぼくにとっては歌うこと)とバランスをもってうまく共存できるかどうかです。
質問2. この次のコンサートやプロジェクトは?
――とても大切な2つのパフォーマンスが控えています。ワレリー・ゲルギエフ指揮によるルービンシュタインの「悪魔」、そしてヴェルディの「シモン・ボッカネグラ」への出演です。
質問3. バリトン歌手としての国際的な名声を獲得した今、あなたにとっての今後の目標、また将来バリトン歌手としてやってみたいことはありますか?
――自分自身の芸術性を更に確立すべく、ただひたすら自分自身に挑戦していくことです。それが、オペラであっても、ポップスでもあっても、またほかのジャンルでもです。
質問1. 来日前の、最近の活動は何ですか?
――スミ: パリでの「フラ・ディアヴォロ」、そして同じ作品をベルギーのワロン王立歌劇場で行いました。
――ディミトリー: 二つのオペラに出演しました。メトロポリタン歌劇場で行われた『イル・トロヴァトーレ』(マルセロ・アルバレス、ソンドラ・ラドヴァノフスキー、ドローラ・ザジックと共演)、またロンドンのコヴェント・ガーデンでは同作品を、ロベルト・アラーニャと共演しました。
質問2.今までに個々のリサイタルやコンサートを日本で行っておりますが、今回の来日はデュオコンサート。「スミ・ジョー&ディミトリー・ホロストフスキー」プロジェクトは世界中で行われていますが、きっかけは何だったのでしょうか?
――スミ: 私は常々、ディマ(ニックネーム)のことを賞賛していました。プロとしてのキャリアをスタートさせたばかりの頃、私たちはコヴェント・ガーデンで共演する機会がありました。そしてその後、彼は私をロシアに招待してくれたのです、もちろん答えはYES!それ以来ディマとはいくつものコンサートで共演し、これからも沢山の公演が予定されています。
――ディミトリー: 何年か前に韓国で二人のリサイタルが行われました、その後スミが言うように、モスクワ、サンクトペテルブルグなど、ぼくのプロジェクトである「ホロストフスキー&フレンズ」というプロジェクトに参加してくれました。
質問3. 二人で共演することに対してどう思いますか?あなたにとってお互いはどのような存在ですか?
――スミ: ディマと一緒に歌うことは本当に大好き!彼は、全てを兼ね備えている、といえます!彼は素晴らしいアーティストであり、見事な歌い手であり、容姿にも優れ、そして一緒にいると本当に楽しいんです。
――ディミトリー: 本当に彼女と仕事するのは楽しいです、ぼくたちは仕事仲間であり、そしてとても良い友達でもあります。
質問4. 来日公演にあたって、楽しみしていることは何ですか?
――スミ: みなさんご存知の通り、私は度々来日し公演を行っています。日本の聴衆のために歌うことは私にとって本当に喜びです。日本のお客さんは音楽とアーティストを対しての高い知識と敬意を持ってくれています。再来日できることを本当に楽しみにしていますし、今後も日本での演奏をずっと続けていきたいと思っています。
――ディミトリー: 最後に日本にいったのは、3年前でした。ぼくはもっと日本に来日しないといけませんね(笑)、ぼくも日本のお客さんが大好きで、日本には世界中に追いかけてきてくれるファンが沢山います。本当にうれしいことですし、日本でコンサートができることに感謝しています。
質問5. 日本に滞在中、もし時間があったら何をしたいですか?日本のどういったことが好きですか?
――スミ: 残念ながら日本でのスケジュールがとてもタイトなのですが、少しでも時間をみつけて、東京の街や人を見てみたいですね。東京は本当に美しいところで、その美意識に感心するばかりです。
――ディミトリー: ぼくも日本の文化、特に日本食が大好きです。日本の伝統や芸術にも興味があります。
質問6. コンサートの聴き所を教えてください。
――スミ: そうですね、プログラムの中にははじめて歌うもの、以前歌ったことがあるものがありますが、とにかくサプライズとして、楽しみにしておいてください!
――ディミトリー: マスネ作曲のタイス、ヴェルディのリゴレットのデュエットかな。
「西を制覇した東」 ジョー&ホロストフスキー ジョイントリサイタル
岸 純信(オペラ研究家)
ローマで学び、巨匠カラヤンに認められ、ミラノ・スカラ座を始め世界中の劇場に出演し続けるソプラノ、スミ・ジョー。1月にはパリのオペラ・コミック座でフランス・オペラの主役を演じて大喝采を浴びた。「アジア人がフランスものの主役だなんて!
自分でも驚いたの!」彼女は昂奮気味に語った。そのジョーがこのほど、シベリア生れの銀髪の名歌手、バリトンのディミトリー・ホロストフスキーと共演するという。実は同年生れの二人、良きライヴァル心を燃やしながらアリアを歌い、《タイス》《メリー・ウイドー》《リゴレット》の二重唱で声を合わせる。88年に英国のカーディフ声楽コンクールで優勝したホロストフスキーもまた、東の果てからやってきて欧米の大劇場を総嘗めにした存在。
2009年は「西を制覇した東」の代表格たる二人が日本で繰り広げる華麗な競演に注目!
■「Opera View オペラ・ヴュー」ホームページ
[スミ・ジョー]昨年11月、来日中のインタビュー掲載 >>こちら| 2009年6月2日(火) 19:00 | サントリーホール 大ホール(東京) |
当日券あり 17:15販売開始 |